江の島灯籠2023 -光の絵巻-

2023.7.15 – 8.31

INSTALLATION

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環境の美しさ際立つ、第三章。

2021年の夏に初公開された、江島神社を舞台とする光と音のインスタレーション「光の絵巻」。好評を受け、2022年の第二回に続く三度目の開催を迎えました。この作品は江の島に伝わる伝承『江島縁起』から着想を得ており、物語に登場する五頭龍や天女、そして明るい未来との”ご縁”が、神社を訪れる皆さまと結ばれることを願ってデザインしています。絵巻のように拡がる物語のシーンは、光の切り絵のスタイルで描かれ、毎年異なる限定モチーフが登場するのが特徴です。今回は花火とともに夏の縁日を思わせる「金魚」や「朝顔」といった新たなモチーフが登場し、特に朝顔には、その蔓(つる)を絡ませる姿に”ご縁を結ぶ”ことへの願いを込めています。鮮やかな光は、波や風をイメージした音楽とともに、瑞心門、階段、そして辺津宮を色鮮やかに染め上げました。

江島神社は、豊かな自然に囲まれた高低差のあるダイナミックな地形が魅力のひとつ。訪れる人々を雄大に包み込む緑の木々が、より美しく感じられるよう、パワーアップした照明演出も注目ポイントです。また、今回新設された辺津宮の正面の葦簀(よしず)では、江の島でも長く愛される貝細工の風鈴がたなびき、夏の夕涼みに新たな華が添えられました。

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